1: 海江田三郎 ★ 2016/11/13(日) 13:52:03.78 ID:CAP_USER.net
http://toyokeizai.net/articles/-/144828
「日本って、すみずみまでサービスが行き届いていて、なんて快適に暮らせる国なんだろう」――。
フランスから帰国した日本人同士でおしゃべりすると、よくそんな話題になる。
しかし、そのすばらしいサービスや便利さの背景に何があるかというと、長時間労働が跋扈し、
それが女性の育児と仕事の両立を阻む原因となっている。
一方、フランスでは働く人の権利が第一に守られる。働く女性の割合も、日本より7.5ポイントも高い82.7%だ(OECD調べ。2015年)。
たた、それゆえか、フランスでの日常生活は、日本と比べて不便だと感じる場面も多い。
パリの地下鉄ホームに駅員の姿はない
たとえば、パリの地下鉄。日本では当たり前の「間もなく電車が参ります」のアナウンスなどない。
発車ベルすら鳴らない。いきなり電車のドアが閉まって動き出すので、乗客は大いに気をつけなくてはならない。
そういえば、ホームで駅員の姿を見ることもほとんどない。
さらに、日本の駅のホームには、現在地の駅名が書かれたパネルに前の停車駅と次の停車駅が表示されているが、
パリの地下鉄にそんな表示はない。駅のホームの壁にはめ込まれたパネルには、その駅の名前が表示されているだけだ。
それだけ見ても、どちらの方面行きの電車のホームかはわからない。
天井に近い場所に、終点の駅名を表示した看板が掲げられているので、それを見てどの方面行きかを確認する。
電車に乗り込んでからも、一部の路線を除いて、次の停車駅を知らせるアナウンスはない。乗り過ごさないように、
乗客側はつねに気をつけていなくてはならない。当然、「発車間際の乗車はおやめください」
とか「傘の忘れ物が多くなっております」などというアナウンスもない。これも、乗客自身で注意するべきだということなのだろう。
TGV(フランスの高速鉄道)にパリの始発駅から乗り込むときも、いつも戸惑う。
出発する電車のホームが何番線なのか、発車20分前になるまでわからないからだ。バカンスの時期などは、
掲示板に出発ホームが表示された途端、大勢の乗客がスーツケースをゴロゴロとひいてホームに向かう。
あいにく予約していた席が先頭車両だった場合、長いホームを歩いて乗り込むのは、どうしても発車ギリギリの時間になってしまう。
路線バスの場合は、さらに最低限のサービスしか施されない。時刻表は、
「何時から何時までは、7分間隔」というような大ざっぱなものだ。乗客は、降りたい停留所に着く前に、
車内にあるボタンを押して知らせる。電車と同様、次に到着する停留所のアナウンスがない路線も多いので、
乗客は降りる場所が近くなったら、通り過ぎる停留所の名前をよく見ておかなくてはならない。
「とにかく客が働く」フランスのスーパー
お店での買い物も、店側は「お客様は神様」とはこれっぽっちも思っていない。スーパーのレジは、
レジ係がかごから商品を出してレジを通し、かごにきれいに入れ直すのが一般的な日本と比べたら、
驚くほどのサービスの悪さだ。客はベルトコンベアーのように動く台に、購入したい品物をかごから出して置く。
すべて出し終わったら、「次の客」と記された仕切りを台に置く。そして、素早くレジに隣接した袋詰めのスペースに移動する。
レジ係は何をしているかというと、ベルトコンベアーを動かして悠々と品物をスキャンし、
袋詰めのスペースへ置くだけだ。なお、スーパーや商店のほとんどは日曜日が休みなので、客は計画的に買い物をするよう心がけている。
(続きはサイトで)
「日本って、すみずみまでサービスが行き届いていて、なんて快適に暮らせる国なんだろう」――。
フランスから帰国した日本人同士でおしゃべりすると、よくそんな話題になる。
しかし、そのすばらしいサービスや便利さの背景に何があるかというと、長時間労働が跋扈し、
それが女性の育児と仕事の両立を阻む原因となっている。
一方、フランスでは働く人の権利が第一に守られる。働く女性の割合も、日本より7.5ポイントも高い82.7%だ(OECD調べ。2015年)。
たた、それゆえか、フランスでの日常生活は、日本と比べて不便だと感じる場面も多い。
パリの地下鉄ホームに駅員の姿はない
たとえば、パリの地下鉄。日本では当たり前の「間もなく電車が参ります」のアナウンスなどない。
発車ベルすら鳴らない。いきなり電車のドアが閉まって動き出すので、乗客は大いに気をつけなくてはならない。
そういえば、ホームで駅員の姿を見ることもほとんどない。
さらに、日本の駅のホームには、現在地の駅名が書かれたパネルに前の停車駅と次の停車駅が表示されているが、
パリの地下鉄にそんな表示はない。駅のホームの壁にはめ込まれたパネルには、その駅の名前が表示されているだけだ。
それだけ見ても、どちらの方面行きの電車のホームかはわからない。
天井に近い場所に、終点の駅名を表示した看板が掲げられているので、それを見てどの方面行きかを確認する。
電車に乗り込んでからも、一部の路線を除いて、次の停車駅を知らせるアナウンスはない。乗り過ごさないように、
乗客側はつねに気をつけていなくてはならない。当然、「発車間際の乗車はおやめください」
とか「傘の忘れ物が多くなっております」などというアナウンスもない。これも、乗客自身で注意するべきだということなのだろう。
TGV(フランスの高速鉄道)にパリの始発駅から乗り込むときも、いつも戸惑う。
出発する電車のホームが何番線なのか、発車20分前になるまでわからないからだ。バカンスの時期などは、
掲示板に出発ホームが表示された途端、大勢の乗客がスーツケースをゴロゴロとひいてホームに向かう。
あいにく予約していた席が先頭車両だった場合、長いホームを歩いて乗り込むのは、どうしても発車ギリギリの時間になってしまう。
路線バスの場合は、さらに最低限のサービスしか施されない。時刻表は、
「何時から何時までは、7分間隔」というような大ざっぱなものだ。乗客は、降りたい停留所に着く前に、
車内にあるボタンを押して知らせる。電車と同様、次に到着する停留所のアナウンスがない路線も多いので、
乗客は降りる場所が近くなったら、通り過ぎる停留所の名前をよく見ておかなくてはならない。
「とにかく客が働く」フランスのスーパー
お店での買い物も、店側は「お客様は神様」とはこれっぽっちも思っていない。スーパーのレジは、
レジ係がかごから商品を出してレジを通し、かごにきれいに入れ直すのが一般的な日本と比べたら、
驚くほどのサービスの悪さだ。客はベルトコンベアーのように動く台に、購入したい品物をかごから出して置く。
すべて出し終わったら、「次の客」と記された仕切りを台に置く。そして、素早くレジに隣接した袋詰めのスペースに移動する。
レジ係は何をしているかというと、ベルトコンベアーを動かして悠々と品物をスキャンし、
袋詰めのスペースへ置くだけだ。なお、スーパーや商店のほとんどは日曜日が休みなので、客は計画的に買い物をするよう心がけている。
(続きはサイトで)
【スーパーが日曜定休でも本当は誰も困らない…「客は二の次」のフランスに日本が学ぶべき事】の続きを読む